必死で指を動かしても、うまく弾けない理由
こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
習い始めの生徒さんの中で、こんな症状で悩んでいる方がいらっしゃいます。
指は、動く。
音は、1つ1つであれば、読める。
また、弾いている曲も手のポジションを決めてしまえば、移動なく弾ける曲。
練習も比較的している。
なのに…弾けない!!
「私、才能ないんですかね」
などとおっしゃる。
こういう症状が出ている方々をレッスンで観察してみると。
申し訳ないけれど、「その努力、無駄よ」と言いたくなるような現象が起きていました。
・音をフレーズの塊で読めていないから、例えば「そみふぁらそれみれど~」と弾くところを「そみふぁ、らそー、れみれど~」みたいに、切れぎれで弾いてしまう。
しかもリズムの意識ゼロ。
・上の現象と同じように見えるけれど、フレーズは理解できていて、でも指が行き当たりばったりの使い方。
・上記2つの点は理解していらっしゃるけれど、指のフォームが悪い
まず1番目の対策として、とにかくご本人は気恥ずかしいかもしれないけど「歌ってっ!!」と声をかけています。
実際に歌って変なところで切ると、ほぼ100%生徒さんは爆笑されるのですね。
「ローンド、バッシ、ガ~オ、ッチッタ~」
2番目は、とにかく指番号の重要性を理解していないことからくる場合が多いのです。
オsファミレドを「32323」という指で弾くのはありえない。
そういうありえないパターンをやってしまう。
そして「ぺたぺた指」について。この弾き方をする人は結構多いです。
2段階導入法では、タッチポイントを教えるプレピアノランド2から、
指先で弾くことを練習ていきます。
「弾くことに夢中になってしまう」ことは、多々あります…。
大人の方にも「タッチポイント」の話をします。
実際に指先が鍵盤に当たる感覚を意識して弾いていただく。
驚く程音が変わるし、ご本人も「弾きやすい!!」と驚かれます。
定着させるには、時間がかかります。
こういう基本をやはり大切にするということと、弾きたい気持ちを尊重することを並行させていくことは大事なのだと感じます。
せっかく時間を取れるのに、あまり効率の悪い練習ややっても意味がない練習(ぺたぺた弾きで必死に音をさらうだけとか)はもったいないと思います。
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