ピアノに大切な手のフォーム はじめから
こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノ指導で昔に比べて大きく変わったことは、導入期に教えるピアノのタッチです。
以前は「とにかく下までタッチ」と必死になりましたが、今はまず指の形とレガート重視で、タッチは二の次にしています。
小さい子供は指の関節が柔らかくて、どうにかすると逆に反り返って弾いたりします。
悪くすると『まむし指』になり、矯正に時間がかかります。
大きな音で弾きなさい、と言ってもペタペタ弾いたり、音と音の間に隙間が出来たり、妙に身体に力が入ったりします。
なので、思い切って大きな音で弾かなくて良いことにしました。
その結果、1曲に費やす時間が短くなって、進むのが断然速くなりました。
今まさに導入期なのは、先日ピアノを買ったばかりのFちゃんです。
右手と左手が真ん中の『ド』から始まり、どんどん音が増えていく教則本を使っています。
Fちゃんは今、新しいことだらけの課題をすごい勢いでこなしています。
手の形が崩れなければ、今度は2分音符の脱力を教えていき、それから徐々にしっかりしたタッチを教えていくつもりです。
実際にFちゃんは、1週ごとに自然と音もしっかりしてきています。
他教室の発表会を見学してみると、やたらすごいスピードで弾いているけど
手の形やタッチがしっかりしないために、音が浮く子供がいます。
「速く弾ける=上手」と思っている節があり、周りからももてはやされますが、近い将来つまずくのは目に見えています。
特に男の子に多いです。
手のフォームが安定して無駄な動きがなければ、陸上や水泳と同じで指も速く回るようになるのです。やはり導入期の指導が大切だと感じます。
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