ピアノはどこへ行くのでしょう
こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
先週の話ですが、フリーペーパーにこんなコラムが載っていました。
ピアノはどこへ行くの?
お子さんが独立して出ていき、ピアノや電子オルガンが残っている場合。
2つの事例が掲載されていました。
1つめは、息子さんが使っていた電子オルガン。
息子さんは海外勤務で持っていけないようで、近所の幼稚園で使っていただくことにした、というケース。
2つめは、ご実家にピアノが置いてあった50代の方のケース。
貰い手を探してクリーニングをしたものの、お金を出したお母様に猛反対され、
結局ご実家にピアノを残されることになったというケース。
2つのケースを読んで、私は
「3つ目のケース」を思い出しました。
それは、ピアノを習っていたご本人がまたピアノを弾くこと。あるいは、家族の方がピアノをはじめる、という選択肢。
末広さん70代の男性で、娘さんのピアノでレッスンに来てくださいました。
なぜか、20回でやめると決めていて、
最後は 柴又にちなんで、男はつらいよのテーマ曲を練習しました。
ピアノ教師である私はこれを読んで「だったら、老後の手習いという手もあるのに・・・」ともやもやする気持ちを抑えられませんでした。
もちろん、強制するものではありません。
でも、仕事ではないところでお会いした年配の方(50代以上)が、
「ピアノ、憧れたのよねぇ。娘に習わせたけど2~3年でやめちゃって」
とか、
「弾けるならやってみたいけど、こんな年からじゃ無理じゃないですか」
とおっしゃるのをお聞きしたことがあるのです。
実際に、末広さんの良くなパターンもあります。
ぐんぐん伸びる だけが ピアノレッスンではない
潜在的に、ピアノを弾いてみたい、弾けるようになりたい方ってきっと多いと思うのです
。確かに、高齢になると飲み込みのスピードが遅くなるとか、白内障など視力の低下とか、聴覚が落ちるなどの変化はあります。
「ぐんぐん伸びる、上達する」以外にも、大人の方のピアノは楽しみ方がある。そういうものも提供していきたいと思います。
私だっていずれ、高齢者と呼ばれる年齢になるのだから・・・。
高齢者の皆様は人生の先輩。「若い者には負けないぞ!」そんな元気で好奇心のある高齢者の皆様ともどんどん出会っていきたいと思います。
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