レッスンのための挑戦

流山市ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
先生になりたての頃
「先生というのはただ先に生まれただけ。
生徒さんに教わって、育てられていくのだ」とよく言われました。
指導歴40年になりますが、
最近、実感することが2つ。
さくらちゃん(高1)は ピアノ歴も長く、
やりたいことがはっきりしています。
夏のサマーコンサート(発表会)までは
決まったコードに、自分で曲を作る活動をしました。
ふとしたきっかけで和声学に興味を持ち
9月から始めました。
和声の課題が100点
実は私は学生のころからこの和声学が非常に苦手。
講師になってからのグレードテストでも、常に0点の状態でした。
指導の筋から言えば、作曲専門の先生に
紹介するべき事案です。
ただ、さくらちゃんは吹奏楽部に入って時間も取りにくいし、
本人の性格からも、新しい先生につくことは厳しい。
私がレッスンしない限り、学ぶ機会を持てません。
和声学はとても苦手で、本来教える力はないこと
一緒に勉強する、というのでよければ、やりましょうか。
という約束で始めてみました。
幸い、昭和音大のインターネット添削が無料で利用できます。
3回目のレッスンで行った課題です。
小さいですが「あなたの得点は100点です」
レッスン中にさくらちゃんと教科書を読み、
課題を行ってもらいながら、私が禁則を見つける、という繰り返しで進めました。
そうしていくうちに
どうして私自身が0点ばかりだったのか、理由もわかってきました。
さくらちゃんのレッスンをしなかったら、
一生和声学に取り組むことはなかったと思います。
ステージア(エレクトーン)のレジストを使う
ステージアというのはヤマハの電子オルガンの1ブランドです。
音色やリズムパターンの内臓が幅広く
かつ 昭和の楽器に比べて随分軽量になっています
私自身は昭和62年から数年
電子オルガンのレッスン経験があります。
指導グレード5級も持っています。
ピアノと違って電子オルガンは
パソコンや携帯電話と同じ 「電子機器」です
毎日どんどん技術が進歩しています
流山教室のご近所さん、朋子さん(50代)に
電子オルガンのレッスンをしています。
面談時にカエルの歌くらいしか弾けない と伺ったので、
少しはお手伝いできるかと思いました
実際は
ピアノなら、ブルグミュラー程度。
カエルの歌なんて とんでもない。
ずっと進んでいます
私に教えられることはないのです・・
それでも、レッスンが楽しみだから来てほしい、とのご希望。
ヤマハのHPで、
ステージアの取扱説明書を1から読んで・・
「レジスト」という、はじめから
楽器内にセットされている音色が使えることも
初めて知りました。
できれば、電子オルガン専攻の先生が
見つかれば、と探しています。
本当に
ピアノの先生の守備範囲はとても広いものです。
まだまだ 修業は続きます