ピアノレッスンでアンサンブルをする理由
2023/02/02
こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ゆめピアノでは レッスンで積極的にアンサンブルをしています。
2段階導入法でピアノを弾く準備をするときから、
データを使ってリズムボールをたたきます。
これも立派なアンサンブルですね。
そして、始めて鍵盤をたたいて音を出す、その時も
私と連弾したり、データと合わせたり。
ピアノは楽器の中で一番音域が広く、
メロディー、リズム、ハーモニーの音楽3要素をすべて一人で担える楽器です。
なのに、ほかの楽器とわざわざアンサンブルするのはどうしてでしょう。
ひとりで演奏して一人テンポ感や拍子感はすべて、自分次第ということになります。
誰にも邪魔されず、自分のやりたいようにできる。
これは、とても素敵なことですが、音楽的に未熟な学習者にとっては
困ったことでもあります。
テンポが揺れていても気づかない。
3拍子を4拍子で演奏していても、だれも止めてくれません。
実際、日本人は3拍子は苦手なので、
生徒さんたちはしばしば、4拍子で練習してしまっています。
全員、ミュージックデータを使っていない人です。
データと合わせれば、自然と矯正されます。
アンサンブルには、こうした「役に立つ」面があります。
それ以上に、「楽しい」という点も大きいです。
例えばピアノ連弾の場合。
つかえる指が、一気に20本に増えるので
できることが多くなります。
20個の音をいっぺんに演奏できます。
旋律でいえば、4つの旋律を同時に演奏できるのです。
例えば、カエルの歌 を4人で輪唱する。
それと同じことがピアノでできます。
管楽器や声楽とアンサンブルする場合。
彼らは息を使って演奏しているので、
ブレスがあります。
ピアノも呼吸して演奏するべきなのですが、
指が忙しいと忘れてしまいます。
息を使う楽器と合わせると、ブレスを自然と感じることができます。
普段、自分がどんなに先へ先へとと、息も吸わずに進めてしまっているか。
ピアノランドの作者 樹原先生は
100回一人でするより、1回上手な人と合わせるほうが練習になる
とおっしゃっています。
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