ピアノに必要な5つの才能
こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノを演奏するのに必要な音楽的才能って何でしょうか。
1. 初見能力:
天性の初見の能力を授かった人は、ピアノの上達において非常に恵まれたスタートラインに立てることは 言うまでもありません。但し、この能力は 訓練、慣れによって、ある程度引き上げることができます。
2. 暗譜力(記憶力)
暗譜力、記憶力が優れた人は非常に恵まれた人と言えます。
ピアノ演奏は頭と身体を総動員する全身作業であるだけに、 このような「頭の良さ」は非常に大きなメリットとなります。
実際、プロのピアニストは一晩の演奏会で、 楽譜にして150ページ近い分量を暗譜で演奏しなければならないため、記憶力の悪い人には務まらない仕事とさえ 言えます。
3. 音感(絶対音感)
一般には絶対音感の獲得年齢は6歳が上限でそれ以降は普通身につかないと 言われていますが、ここで大切なのは、ラベリング能力ではなく、各調性毎の微妙な色彩感の違い等を感覚的に 感じ取れる素地だと思っています。
生まれつきの才能だけではなく、「旗」を使った訓練のように、練習次第で誰にでも身に付きます。
4. テクニック(技巧、技術)
皆さんがピアノを習うのに多くの時間を費やすのが、この「テクニック」の習得ではないか と思います。
ピアニストは何故毎日何時間もピアノに向かうのか、それは音楽的課題の発見、新たな表現の可能性を探るという 目的もさることながら、テクニックの維持と向上も大きな部分を占めるのではないか、と思います。
「技術よりも音楽が大切だ」と言う声もありますが、自分で感じ取った素晴らしい音楽を自分の理想そのままの 姿で聴く人に伝えるためには、非常に訓練されたテクニックが必要になります。
あくまで音楽表現の手段ではありますが、 この手段が備わっていないと、何を表現することもできません。
5. 音楽的センス(音楽性)
「音楽的センス(音楽性)」は、 判断基準が非常に主観的かつ曖昧で、それだけに分かりにくい才能とも言えます
曲を仕上げる速さ、技術的な正確さ、確かな暗譜力といったものが備わっていたとしても、 肝心の演奏が、音楽的センスに乏しく表現力のない演奏であることは十分にあり得ることだと思います。
ソルフェージュの 能力が抜きん出ていて天才性を期待されていたのに、音楽的感覚、センスがないというのは、ピアノを演奏する人にとって まさに悲劇です。でも、もちろん、音楽的センスは、訓練によって磨き上げることができるので、 落胆せず、意識的に取り組むことが大切だと思います。
良い音楽をたくさん聞くことで、かなり磨かれると思います。
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