大人も ピアノ発表会に出てほしい理由
こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです
大人の生徒さんは、ある意味、子どもの生徒さん以上に難しい部分があります。
それはどういうことかというと、ご自身の中に「こうでなければ」というこだわりや、
「好きなようにやりたい」というお気持ちが強くあることを感じるという部分です。
「発表会には出たくありません。出る意味がわからない」
ピアノを習う大人生徒さんの中に、こんな台詞を言う方が時々います。
話を聞いてみると、子どもの頃のトラウマ(失敗して親にどやしつけられたとか)があったとか、極度の緊張だったり、という場合があります。
そんな方に、例えば無理強いしたら、もっと嫌になってしまって、ピアノを弾くことそのものが嫌なものになる。
それは避けたいので無理強いはしません。
「自分が弾いて楽しかったらそれでいい、人に聞かせたくなんかない」
という方もいらっしゃいます。
自分の楽しみに弾くの、楽しいですね。わかります。
ちょうどいい加減のぬる湯とか、日向ぼっこしたくなるポカポカ陽気の日とか、そんな感じです。心地よいですよね。
人前で演奏すると、そんな気持ちいい場所から出ることになる。
外は冷たい雨が降っているのか、嵐なのか、それとも…。怖いし、不快な気持ちになるかもしれないし、いやなんでしょうね。
人前で演奏することは、楽しいことばかりじゃない。
頑張ったのに失敗したり。
自分で「結構いいじゃん」と思っていても、全然知らない人から「下手くそ」ってけなされるし。ステージに上がるために練習も普段以上に綿密にやる必要があるし。
だから、そんなの嫌だわ、楽しいだけが好き、っていう方は敬遠するのわかるんです。
が。
まだステージに立ったことない方は、挑戦してみるのも悪くない。
大人になってからの初めての挑戦は、子どものそれとは別の不安があります。
それは、いつの間にか守るべきものを抱えてきたからなのかも。
大人だから失敗しちゃいけないとか、下手な私の演奏なんて誰も喜ばないとか、考えていたらキリがない。
過去のトラウマがあっても、それは、過去のこと。
今のあなたはその時よりは前に進んでいる、のではないかと思います。
失敗してもいいじゃない。その失敗も、経験を重ねて行けばいつかいい思い出になる。
大人の方は、忙しい仕事や、家庭のごたごたなど抱えながら果敢にステージに立とうとする、その姿だけでも既に尊いのです。
あとは、あなたの心次第かな。
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