ピアノで、新しい曲に取り組むとき 3つの見方
こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
新しい曲を始めると、はやく全体を通して弾きたくなって焦ってしまう。
最初の取り組み方で大切なのは何でしょうか。
全体を通して弾くのはよいことです。
楽譜を見るのは、地図や迷路に似ていて、まず出発点から終点までざっと眺めます。
最初のフレーズがどこで何回出てくるか、
一番盛り上がるのはどこか
終わりの雰囲気になるのはどこか
こういうのは「構成」といいますが、大まかに知るのは大切です。
曲想がゆったりしているのか、リズミカルなのか、悲しげなのか なんとなく知るのも大切です。
動画を見るのもいいけれど、楽譜の記号をしっかり見て、自分で想像するのが大事。
それと並行して、細かく楽譜を読むのも大切です。
まずは、全体の雰囲気や構成を見る「大まか読み」からスタート。
続けて、何度も出てくるフレーズや、一息に弾く部分に分けて両手の響きを作る部分読みをします。
さらに、複雑なところは、片手ずつ分けて、丁寧にリズムや音を読む 虫眼鏡読み(春畑セロリ先生出典)をします。
この3つの読み方を並行していくのがいいと思います。
たぶん、ベテランピアノレスナーの方は、自然としているのでは。
同じ練習を繰り返すより飽きないし、効果もしっかりあります。
少し慣れてきたら、「どうして同じフレーズでここはフォルテでこっちはピアノなんだ?」と考えたり、
似ているフレーズでどうして1か所だけ音が変わるのか比べたり
曲の中のどこが作曲者の力の入りどころか、想像するのも面白いですね。
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